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整体師賠償責任保険について

整体師賠償責任保険について

整体師を目指すなら、知っておかなければいけない知識のひとつが「整体師賠償責任保険」です。整体師はお客様の身体に直接触れ、影響を与える立場にあるため、常に賠償責任を問われるリスクがつきまといます。そのリスクに対して保証してくれる保険が、整体師賠償責任保険です。

ここでは、具体的な保険の内容や、保険適用の事例について紹介します。

整体師賠償責任保険っていろいろあるけどどれに入ればいいの?

整体師賠償責任保険は、民間の保険会社や各種団体などさまざまなところから加入できますが、加入ルートは以下のように分かれます。

  • 民間保険会社の整体師賠償責任保険や職業別賠償責任保険
  • 整体師の専門学校が卒業生を対象に募集している整体師賠償責任保険
  • 整体師の専門学校が卒業生を対象に募集している整体師賠償責任保険

自分がこれから通う・または通っている専門学校で斡旋している保険とともに、民間保険会社や各種業界団体が募集している保険を比較して、自分に一番適したものを選んで加入すると良いでしょう。

ただし、施術団体が募集している保険は、その団体へ加入しないとその保険に入れないことが多いため、加入者の資格についてもよく見ておく必要があります。

整体師賠償責任保険の保障内容

整体師賠償責任保険でカバーされる保障内容は、大まかに以下の通りです。

  1. 施術したお客様への損害賠償金(治療費、慰謝料など)
  2. 応急手当や緊急措置の費用
  3. 裁判に関する費用(訴訟・仲裁・和解)
  4. お客様への被害防止のため必要な措置にかかった費用
  5. その他店舗の管理に関することなど保険会社が必要と認めた費用

どんなに施術の腕が良かったとしても、多くのお客様と接していく中で、トラブルが起こらないとい保証はありません。まったく保障のないままで仕事を始めることのないよう、今からどの保険に入るかを考えておくと良いでしょう。

保険料はどれぐらい?

保険料は多少のばらつきがありますが、各保険会社・業界団体などを調べると、年間でおおよそ1万円~3万円です。

整体師賠償責任保険の適用事例

整体師賠償責任保険の適用事例をいくつか紹介します。

《適用事例1:治療後に痛みがあるとの訴え》
腰が痛いということで、検査をして腰に原因があったため治療したが、翌日痛みが激しくなったとクレームが入るような例は、整体師賠償責任保険が使える典型的な事例です。ただし、厚生労働省が危険としているスラスト法など、保険の適用とならない手技の規定がありますので、規定をしっかり確認しましょう。

《適用事例2:治療中にお客様の所持品を誤って破損》
施術する際、お客様の鞄を預かる際に誤って落としてしまい、中に入っていたスマホを壊してしまった、という場合も保険が適用されます。

《適用事例3:機器によってお客様に怪我をさせた》
家庭用の温熱機器を使ったところ、お客様にやけどを負わせてしまった場合も保険適用の対象になります。

《適用事例4:出張中に発生した事故》
出張施術のため自転車で移動していたら、歩行者とぶつかり怪我をさせてしまったという場合も、業務中とみなされるため保険適用の対象です。

《適用事例5:店舗の看板が落ちて通行人が怪我》
店舗の管理責任に関しても保険は適用されます。例えば、店の看板が落下して通行人に怪我を負わせた事例はその典型例です。

細かい規定もよく確認を!

整体師賠償責任保険の保障内容は、各保険会社や業界団体によって異なります。自分が行う手技が保険適用対象になっているかどうか、自分が望んでいる範囲の保障が受けられるかなどを確認してください。

複数の整体師賠償責任保険の資料を取り寄せて比較すると、細かい違いがよく分かります。1社だけで即決せずに、比較検討は必ず行いましょう。