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整体術の種類

柔道整復やあん摩マッサージ指圧は法的な資格制度が存在しますが、整体師の行う整体術には、明確な定義はありません。ここでは、現在の整体分野で主に使われている施術方法を紹介していきます。

マニピュレーションとは?

マニピュレーションとは、徒手的な治療法の総称で、凝り固まった筋肉や関連筋を手技によってほぐす手技療法です。カイロプラクティックやオステオパシーもこの手技の一種とされています。

カイロプラクティック

カイロプラクティックとは、骨格の歪みや背骨の機能異常を手技によって調整する施術法です。手技療法の中でも最も広く利用されている形態の1つで、薬物を使わないため、体に優しい医療として注目されています。

身体に起こる不調は何らかの原因があり、本来機能しているはずの自然治癒力が機能していないためと考えます。そのため人が本来持っている自然の免疫力を回復させていくところで症状を治癒していく方向になります。

カイロプラクティックで一般的に行われるのは「骨格矯正」+「筋肉矯正」。「骨格矯正」で体の歪みを直し、正しい姿勢で筋肉を使う「筋肉矯正」を行います。

神経筋骨格系の障害とそれが及ぼす健康全般への影響を診断、治療、予防する専門職であり、関節アジャストメントおよび/もしくはマニピュレーションを含む徒手治療を特徴とし、特にサブラクセーションに注目する。

引用元:世界保健機関(WHOガイドライン)より(http://www.jac-chiro.org/whojpnguide.pdf)

オステオパシー

オステオパシーとは、人体を作る要素すべてに着目し、人間の自然治癒力を最大限に活かした施術法で、アメリカ人医師アンドリュー・テイラー・スティル博士によって発表された自然医学です。

体の痛みは、骨を動かす筋肉や筋膜、靭帯のバランスが崩れることで制限が起こるので、原因である部分のバランスを整えるように調整すれば正常な位置に戻ります。

オステオパシー調整手技は大きく 直接法(DT)と間接法(IDT)に分類されます。直接法は解剖学の知識と繊細な技術を用いて、機能制限に対して動かない方向に動かして可動性を広げる手法です。

間接法では施術者が体の緊張と弛緩を手で感知し、制限の反対方向に体が弛緩する適切な位置に動かして、可動性を生理的に広げる方法です。

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数多く存在する整体術

そもそも「整体」という言葉に明確な定義はなく、古来の手技療法や海外で誕生した整体術など、さまざまな技術・理論を取り入れて発展し、数多くの名称が存在します。

接骨

日本に古くから伝わる伝統的な治療法です。「骨折」「脱臼」「捻挫」などの関節疾患を得意とし、整形外科に通じるところが多いのが特徴で関節機能の回復を目的としています。

加齢や事故で関節の動きが制限された場合、その動きを元に戻したりそれ以上悪くならないように調整します。施術を行う人は「柔道整復師」という国家資格を保持する必要があります。

柔道整復師による接骨はWHOでも効果が認められ、「柔道セラピー」として正式認知されています。また保険適用なので治療費が安く済むため多くの人たちが今でも利用しています。

PNFストレッチ整体

PNFは固有受容感覚器神経促通手技といい、アメリカで脳卒中の患者さんのリハビリのために作られたテクニックです。

運動生理学に基づいた理論で体のアンバランスの原因を探り、体に無理を与えることなく、筋肉、関節を元にあった正しい位置に戻すものです。

日本ではリハビリとしてではなく、スポーツ選手の能力を向上させるために用いられていました。

野口整体

整体指導者であった野口晴哉氏が考案し、触手療法や手技療法など独特のアプローチから自然治癒力を生かした療法です。

スポーツ整体

アスリートが主に使う整体法です。同じ筋肉ばかり使うことや、同じ体勢ばかりしていると、消耗してしまい怪我の原因になることもあります。筋肉をほぐし、関節の調整をする整体法です。

バランス整体

筋肉をほぐしながら、骨の歪み、ずれを調整していきます。この整体法で血行がよくなって体全体が良くなっていきます。そうなると、免疫力や回復力が強くなります。

産後整体、美容整体

骨盤を調整する整体法です。女性に行うことが多く、出産時の骨盤の開きによる歪み、産後のさまざまな改善に効果的です。美容整体とも呼ばれ、バストアップやヒップアップ、小顔などが期待できます。

さまざまな整体術が学べるスクール

上記のように、整体術にはさまざまな種類があります。整体師の学校や整体スクールでは、コースやカリキュラムによって、専門としている整体術があります。自分の学びたい整体術や、類似する技術の習得など、目的に合わせたスクール選びが重要となります。